愚痴ってますか?愚痴がストレス解消になっている人もいます。愚痴るのは好きだけど、愚痴られるのは嫌いという人もいますね。今回は愚痴についてみていきましょう。
愚痴とは
愚痴とは(今となっては)言ってもしかたがない事を、言っては嘆くことと辞書にあります。元々は仏教用語からきています。
仏教には、克服すべき3つの煩悩があるといわれ、貪・瞋・癡(とん・じん・ち)を「仏の三毒」と言います。三毒は人間の諸悪・苦しみの根源といわれています。
仏の三毒とは

仏の三毒
1.貪欲 とんよく : 欲
2.瞋恚 しんに :怒り
3.愚痴 ぐち :うらみ、ねたみ、そねみなど
この三毒は『西遊記』で偶像化されています。貪欲は、猪八戒。瞋恚は孫悟空。愚痴は沙悟浄。三蔵法師は人間の三毒を連れて、お経を受け取りの旅に出たのですね。
愚痴を言うのは悪いことか
仏教の中では、愚痴をいうことが悪いのではありません。仏の知恵を知らないことを愚痴といいます。愚痴を言っている間は、目先のものにとらわれ、真理に気づけないということです。
愚痴は黒鬼。貪欲は青鬼。瞋恚は赤鬼。心に住まわせておくにはつらいですよね。
身近な人に愚痴を言うデメリットは、あなたの評価を落としてしまう恐れがあるということです。あなたはストレスがたまって、どうしようもなく、相手に愚痴ってしまったとします。愚痴を言ってスッキリしたあなたとは、裏腹に、相手がストレスを抱えてしまうこともあります。
人によっては、私のことも他で言っているのかなと信用を失ってしまうことさえあります。愚痴を言ってしまったと気付いたら、「聞いてくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝えましょう。
心を守る

1番大事なことは心を守ることです。愚痴りたいことがある人は、ストレスを抱えています。ストレスを運動などで発散させることができる人は問題ないでしょう。
しかしながら、外側ではなく内側に溜め込んでしまう人はある日、プツっと糸が切れ、病気になってしまう恐れがあります。
あなたの心は、あなたしか守れません。そんなときは、カウンセラー、占い師など、秘密を守ってくれる第三者に愚痴をこぼしましょう。
第三者であれば、嫌われる必要もあなたの評判を落とす必要もないからです。また、これからどうすべきかという場合も相談にのることができます。
生きていれば、愚痴をこぼしたいことはあります。仕事のこと、家庭のこと。誰にも話せないお話はぜひカウンセラーにお聞かせくださいね。